はじめに

冷凍機メンテナンスを行うに当たり、必要な資格、役に立つ資格をご紹介します。

国家試験は毎年1回、11月第2日曜日に行われます。

 

冷凍機・冷媒フロン類・管工事

冷凍機械責任者

冷凍機械責任者とは、高圧ガス製造保安責任者という国家資格の1つで、冷凍設備に関わる設備・装置の保安業務を行える資格です。一種~三種の3種類あります。

冷凍一種、冷凍二種、冷凍三種や一冷、二冷、三冷と略されることもあります。

 

作業可能な施設

  • 第一種:制限なし
  • 第二種:1日の冷凍能力が300トン未満の製造施設
  • 第三種:1日の冷凍能力が100トン未満の製造施設

 

資格があれば冷凍機や空調機のある施設で「冷凍保安責任者」となれます。

 

試験について

◆第一種は年1回開催(4~5月頃に開催予定)
◆第二種、第三種は年2回開催(2月頃と6月頃開催予定)

外部リンク

高圧ガス保安協会
※詳細日程→年間スケジュール
※講習申込はKHKのWebサイトから

第 一 種
難易度 テキスト 受講時間
大学工学部卒業程度 上級冷凍受験テキスト 28,100円
受講科目 講習時間 開催時期
・法令
・保安管理技術
・学識
各7時間 年1回
4~5月頃

 

第 二 種
難易度 テキスト 受講時間
工業高校卒業程度 上級冷凍受験テキスト 24,200円
受講科目 講習時間 開催時期
・法令
・保安管理技術
・学識
各7時間 年2回
2月頃と6月頃

 

第 三 種
難易度 テキスト 受講受検料
二種より少し易しい 初級 冷凍受験テキスト 17,500円
受講科目 講習時間 開催時期
・法令
・保安管理技術
・7時間
・14時間
年2回
2月頃と6月頃

(受講受検料は令和7年4月1日時点)

 

 

 

冷媒フロン類取扱技術者

冷凍空調業界団体が認定する民間資格で、一種と二種があります。

フロンガスの点検・回収・充塡などを行えます。受験には実務経験や他の資格が必要となります。

 

受験資格
第一種

1.業務用冷凍空調機器の保守サービスの実務経験を3年以上

2.以下の資格のいずれかを保有

  • 高圧ガス製造保安責任者(冷凍機械)一種・二種・三種
  • 冷凍空気調和機器施工技能士 一級・二級
  • 冷凍空調技士 一種・二種
  • 冷凍空調施設工事保安管理者 A区分・B区分・C区分
  • その他上記資格者と同等以上の知見を有する者として実施細則で定められた者
第二種

【資格なし】

1.業務用冷凍空調機器の保守サービスの実務経験を3年以上

【資格あり】

1.業務用冷凍空調機器の保守サービスの実務経験を1年以上

2.以下の資格のいずれかを保有

  • 冷媒回収推進・技術センター(RRC)が認定した冷媒回収技術者
  • フロン回収協議会等が実施する技術講習会合格者
  • 高圧ガス製造保安責任者(冷凍機械)一種・二種・三種
  • 冷凍空気調和機器施工技能士 一級・二級
  • 冷凍空調技士 一種・二種
  • 冷凍空調施設工事保安管理者 A区分・B区分・C区分
  • 技術士(機械部門・衛生工学部門)
  • 自動車電気装置整備士 ※1
  • その他上記★のついた資格者と同等以上の知見を有する者として実施細則で定められた者
※1:平成20年3月以降の国土交通省検定登録試験により当該資格を取得した者、又は平成20年3月以前に当該資格を取得し、各県電装品整備商工組合が主催するフロン回収に関する講習会を受講した者に限る

 

外部リンク

[お問い合わせ先]
第一種冷媒フロン類取扱技術者:
(一社)日本冷凍空調設備工業連合会(JARAC)(TEL:03-3435-9411)
第二種冷媒フロン類取扱技術者:
(一財)日本冷媒環境保全機構(JRECO)(TEL:03-5733-5311)

 

管工事施工管理技士

国土交通省管轄の国家資格です。一種と二種があります。

配管工事(冷暖房設備、空調設備、ガス管配管設備、浄化槽設備、上下水道配管設備、給排気ダクトなど)の施工計画の作成、工程・安全・品質の管理などが行えます。

 

外部リンク

(一財)全国建設研修センター
管工事試験部 042-300-6855

 

電気関係

電気工事士

電気工事士とは、電気設備の工事・取扱の際に必要な国家資格で、一種、二種の2種類あります。

外線配線工事、屋内配線工事、冷暖房設備工事などを行います。

 

できる事
第一種 一般住宅や小規模施設の電気工事
(600V以下)
第二種 ビルや工場など大規模施設の電気工事
高圧の送配電線路の電気工事
(~500kW未満)

 

試験は学科と技能の2種類あり、両方の合格が必要です。

 

外部リンク

一般財団法人電気技術者試験センター

 

電気主任技術者

電気主任技術者は電気事業法に基づく国家資格で、第一種・第二種・第三種があります。

試験は難易度が高く、三種でも合格率は10%程度となっています。

「電気工事士」や「電気工事施工管理技士」との違いは?
電気主任技術者:事業用電気工作物の工事・維持・運用の保安監督者
電気工事士:最大電力500キロワット未満の外線配線工事、屋内配線工事、冷暖房設備工事
電気工事施工管理技士:電気工事に関する施工計画、現場における工程・品質・安全管理など

 

 

保安監督できる
第一種 すべての事業用電気工作物
第二種 電圧が17万ボルト未満の事業用電気工作物
第三種 電圧が5万ボルト未満の事業用電気工作物
(出力5千キロワット以上の発電所を除く)

 

 

外部リンク

一般財団法人電気技術者試験センター

 

 

電気工事施工管理技士

建築物や土木構造物の建設や増築などに要する「電気工事に関する施工計画の作成」「工事現場における工程管理・品質管理・原価管理・安全管理」「電気工事の監理」などを行うことが可能な建設業法に基づく国家資格です。1級と2級があります。

 

 

外部リンク

日本建設情報センター(電気工事施工管理技士の資格ガイド)

(一社)建設業振興基金

 

ボイラー技士

ボイラーの工事・整備・点検を行う技術者で、労働安全衛生法に基づく国家資格です。
2級・1級・特級と、ボイラー取扱技能講習修了の4種類があります。

その他、特別ボイラー溶接士、普通ボイラー溶接士、ボイラー整備士という資格もあります。

 

外部リンク

公益財団法人 安全衛生技術試験協会

(一社)日本ボイラ協会